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NTTとKDDI、G3ファクシミリの国際標準化でIEEEマイルストーンを受賞

榊原 康=日経コミュニケーション 2012/04/05 日経コミュニケーション
写真●IEEEから記念の銘板が贈呈された。写真左からNTT持ち株会社の三浦惺社長、IEEEのGordon Day President and CEO、KDDIの田中孝司社長
写真●IEEEから記念の銘板が贈呈された。写真左からNTT持ち株会社の三浦惺社長、IEEEのGordon Day President and CEO、KDDIの田中孝司社長
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 NTTとKDDIは2012年4月5日、両社が共同で開発・普及を進めたG3ファクシミリの国際標準化の功績をIEEEに認められ、「IEEEマイルストーン」の認定を受けたと発表した。NTTは初めて、KDDIは2009年(最初の衛星による太平洋横断テレビジョン信号受信)に続く2回目の受賞となる。

 IEEEマイルストーンは電気・電子・情報・通信分野を対象に、25年以上にわたって国際的に高い評価を受けた技術の歴史的業績を称える表彰制度。欧米では英数文字の通信が簡単なテレックスが発達していたが、漢字やひらがな、カタカナなど複数の文字形式を使う日本では文字を画像として認識するファクシミリの有効性に着目。1970年ころから郵政省(現在の総務省)を中心に学会や通信事業者、メーカーが協力して普及促進を図った経緯がある。

 NTT(当時は日本電信電話公社)とKDDI(当時はKDD)はそれぞれが独自開発した符号化方式の特徴を融合して「READ方式」を日本統一の符号化方式として開発、国際標準化機関のCCITT(現在のITU-T)に提案した。最終的にREAD方式に若干の修正を施した「MR(Modified READ)方式」がG3ファクシミリの規格として1980年に国際標準化された。

 IEEEマイルストーンは東海道新幹線(JR東海)や電卓(シャープ)、VHSビデオ(日本ビクター)、鉄道の自動改札システム(オムロン、近鉄、阪急、大阪大学)なども受賞しており、日本発技術の受賞は今回で17件目。1983年の表彰制度設立からこれまで120件が受賞しており、アジア地域での受賞は日本だけ。全体の約15%を日本が占めている。

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