NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)は2012年4月4日、総務省が同社に対して出した行政指導(関連記事)に対して「再発防止策と実施状況をすみやかに取りまとめて報告する」とコメントした。

 今回、総務省が行政指導を出した理由である「利用者による特定のサイトに接続する通信を、正当な理由なく、利用者に無断で遮断して、当該特定のサイトを閲覧できないようにしていた」状況については、「2011年12月中に、公衆無線LANの利用開始時時点で、接続条件についてユーザーの同意を求める画面をWebブラウザー上に表示することで対応済み」(NTTBP)だという。

 NTTBPが運用しているセブン&アイグループの公衆無線LANサービス「7SPOT」では、2011年12月のサービス開始直後、ECサイトなど一部のWebサイトへの接続ができなかった。ただし、12月中に方針を変更し、現状では明らかに違法性があったり有害なサイト以外の接続には制限を設けていないとしている。