マカフィーは2012年4月3日、BYOD(私物デバイス活用)を可能にするモバイル端末向けセキュリティ管理ソフトの新版「McAfee Enterprise Mobility Management (EMM) 10.0」を発表した。同日より提供を開始する。

 EMMは、従業員のモバイル端末から企業のモバイルアプリケーションへのアクセスを安全にし、認証を可能にする管理ソフト。新版の10.0では、個人のメールボックスから社内メールへの転送を防ぐiOS対応の「サンドボックス機能」や、社内データのiCloudへの移動を防ぐ「Block iCloud Backup」などが備わっている。また、管理者がAndroidおよびiOS対応の「Application Blacklist」を使ってアプリケーションを定義し、アクセスをブロックすることや、信頼できないSSL証明書をブロックすることも可能だ。

 1つのEMMサーバーで1万5000台までのデバイスを管理できる。価格は、11~25ライセンスの場合で1ライセンスあたり1万7720円(初年度のサポート料を含む)。ライセンス数に応じて単価が下がり、1万ライセンスを超える場合は1ライセンスあたり8860円(同)となる。