自由が丘商店街振興組合とNTT東日本は2012年3月30日、公衆無線LANサービスを活用した地域活性化策「自由が丘 光Wi-Fiシティー計画」を共同で展開すると発表した。自由が丘商店街で2012年5月3~6日に開催される「自由が丘スイーツフェスタ2012」と合わせて提供を開始する。

 来訪者の持つ端末に地域のイベント情報や最新の店舗情報などを配信し、商店街の魅力向上につなげる狙いがある。商店街コミュニティや店舗が持つリソースも活用し、自由が丘商店街や周辺地域の魅力向上に取り組む。個々の店舗への公衆無線LANアクセスポイント(AP)の設置と、商店街独自のAPの設置を行う。具体的な取り組みとして、次の三つを予定している。

(1)自由が丘商店街の個々の店舗の光無線LAN化
 自由が丘の駅前・商店街通りの個々の店舗に「光ステーション」を導入し、フレッツ光をバックボーンに用いた公衆無線LANエリアを構築する。光ステーションを導入した個々の店舗において、「フレッツポータル」を用いて店舗情報をスマートフォンなどに発信する。

(2)自由が丘商店街における「Wi-Fiポータル(仮称)」の提供
 商店街全体で無線LANを利用するためのWi-Fiポータルを商店街が導入し、商店街全体のイベント情報や店舗情報、お得情報などを、スマートフォンなどに発信する。

(3)災害時のIPライフライン提供
 大規模災害発生時などには、安否確認・情報収集などを行えるように、無料の無線LANインターネット接続環境を提供する。

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