米IDCが現地時間2012年3月28日に公表した市場推計によると、2011年に35.9%あったWindows搭載パソコン(x86互換CPU)の出荷台数ベースのシェアは2016年には25.1%に低下する。一方で米GoogleのモバイルOS「Android」搭載端末(ARM系CPU)は29.4%から31.1%に拡大する。また米Appleの「iOS」端末も14.6%から17.3%に拡大するとIDCは予測している。

 これはIDCが四半期ごとにまとめている世界のパソコン市場、携帯電話市場、メディアタブレット市場に関するそれぞれの調査結果を総合し、推計したもの。それによると、IDCは2011年~2016年は劇的な変化が表れる5年間と見ている。同社のクライアント機器/ディスプレイ部門担当副社長のBob O'Donnell氏は「今回の調査で人々が複数の機器を所有し、日常的に利用していることが分かった」とし、「この傾向は今後さらに高まるだろう」と予測している。

 これに伴ってパソコンの出荷台数も伸びるが、その成長速度はスマートフォンやタブレット端末を下回るという。また2011年における、パソコン、タブレット端末、スマートフォンを合わせた出荷台数は9億1600万台だったが、これが2012年には11億台、2016年には18億4000万台に達し、5年間の年平均成長率(CAGR)は15.4%になると同社は推計している。

Chart: Worldwide Smart Connected Device Shipments, 2010-2016 (Unit Millions)Description: This data comes from IDC's WW Quarterly PC Tracker, WW Quarterly Mobile Phone Tracker, and WW Quarterly Media Tablet and eReader Tracker.Tags: Tracker, mobile phones, tablets, forecast, PCs, devices, consumer, IDC ...Author: IDCcharts powered by iCharts

[発表資料へ]