2012年3月29日、クラウドワークスとジークラウドが、相互の集客と会員の利便性向上を目的とした業務提携を発表した。

 クラウドワークスは、エンジニアやクリエーターと企業をネットで結び付け、ソフトウエア開発の受発注を促進するプラットフォームのクローズドベータ版の提供を3月21日から始めている(関連記事)。翌22日には、地域の雇用創出を狙いとした岐阜県との提携も発表した(発表資料)。

 一方、ジークラウドは、1500人を超える受講生を輩出するiPhoneアプリ開発スクール「RainbowApps」を運営している。今回の提携により、RainbowAppsの受講生はクラウドワークスを通じて開発案件が紹介される。これは、「スマートフォン向けの開発人材をもっと増やしてほしい」という発注側の要求でもあるとする。

 今回の提携には、大手ECサイトの英語翻訳事業も含まれる。ジークラウドが提携する大手ECサイトの翻訳を、クラウドワークスのクラウドソーシングを活用して推進する。翻訳のクラウドソーシングは今後ニーズがさらに高まるとみて、クラウドワークスとしてはさらに拡大していくという。