「米国の全世帯のうち、半数がApple製品を少なくとも一つ所有している」――。こうした調査結果を米国の経済ニュース専門放送局、CNBCが現地時間2012年3月28日に公表した。米国では約5500万世帯が「iPhone」「iPad」「iPod」、あるいは「Macintosh(Mac)」パソコンのいずれかを一つ以上所有しているという。

 調査は2012年3月19日~22日に電話で実施し、836人から回答を集めた。それによると、Apple製品を1個所有している世帯は16%、2個所有している世帯は12%、3個ないし4個は13%、5個は9%となり、所有世帯割合は50%に上った。一方で、49%はまだ持っていないとしているが、そのうち1割が今後1年以内に何らかのApple製品を購入する計画と答えた。

 Apple製品を所有している世帯の平均所有個数は3個。所有していない世帯も含めると、米国の世帯当たり平均個数は1.6個になる。また全体として4分の1が来年に少なくとも一つ以上を購入すると答えている。

 CNBCの依頼で調査を実施したHart Research AssociatesのJay Campbell副社長は「所有すればするほどまた買いたくなるという素晴らしいビジネスモデルだ。製品を計画的に陳腐化させるというのはテクノロジー企業の販売モデルの一つだが、Appleの場合はそれをまったく新しい水準にまで高めている」とコメントしている。

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