SCSKは2012年3月28日、AIJ投資顧問に運用を委託していた年金資産の大半が毀損したとして、2012年3月期の連結決算で約54億円の特別損失を計上すると発表した。個別決算では約40億円の特別損失を計上する。

 2012年3月期の通期業績予想については、修正する必要が生じた場合は速やかに開示するとしている。SCSKは2012年2月末時点で、年金運用資産全体の約13%に当たる約54億円の運用をAIJ投資顧問に任せていた。

 なお、3月23日には日本ユニシスがAIJ投資顧問の年金消失問題に関連し、2012年3月期に連結で約55億円の特別損失を計上すると発表していた(関連記事)。