米Microsoftは現地時間2012年3月27日、同社のビデオゲーム機「Xbox 360」向けオンラインサービス「Xbox LIVE」の強化を発表した。米ケーブルテレビ大手のComcastおよびHBO GO、米メジャーリーグのテレビチャンネル「MLB.TV」がXbox LIVEを通じてインターネットテレビサービスを提供する。

 Comcastはオンデマンドのビデオサービス「XFINITY TV」を配信する。HBOはすべての自社制作コンテンツをライブおよびオンデマンドで利用できるようにする。MLB.TVは試合をライブおよびオンデマンドで配信するほか、2つの試合を分割画面で同時視聴できる機能なども提供する。

 いずれもジェスチャー入力コントローラー「Kinect」に対応し、音声命令や手を振るなどの動作による操作が可能。これらテレビサービスを利用するには、Xbox LIVEの「Gold」メンバーシップに加入し、各プロバイダーと契約している必要がある。

 Microsoftは2011年10月に、Xbox LIVEの有料テレビ配信サービスに関してComcastやHBOを含む多数のテレビ事業者との提携を発表した。当初は、ホリデーシーズンをめどにサービスを開始するとしていた(関連記事:Microsoft、Xbox向け有料テレビ配信サービスで約40社と提携)。

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