中国Lenovo Group(聯想集団)は現地時間2012年3月27日、タブレット端末用アプリケーション(アプリ)を配信する法人向けのサービス「Lenovo Enterprise App Shop」を開始すると発表した。大企業のIT管理者などが従業員のタブレット端末向けにアプリを購入し、配信、管理できるようにするもので、企業独自のアプリ配信サービスをSaaS(Software as a Service)形式で構築できる。
「Lenovo App Shop Manager」と呼ぶ管理サービスで、管理機能のカスタム化や、社内で作成したアプリを配信できるほか、サードパーティー製アプリの大量一括購入による割引も受けられる。従業員の個人所有端末を社内に持ち込む事例が増えているが、そうした際のセキュリティーリスクや管理負担を低減するのが目的で、従来のように端末を管理するのではなくアプリだけを管理するのが特徴としている。
サービスの対応機種は、Android 3.1以降を搭載したタブレット端末。アプリは、カスタムアプリストアの構築サービスなども手がけるアプリ配信サービス企業、米MobiHandから提供を受ける。同日より中国を除く世界各国で販売を開始する。
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