写真1●b-mobile4G WiFi2(右)はiPhone 4S(左)よりも一回り以上小さい
写真1●b-mobile4G WiFi2(右)はiPhone 4S(左)よりも一回り以上小さい
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写真2●日本通信の三田 聖二代表取締役社長
写真2●日本通信の三田 聖二代表取締役社長
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 日本通信は2012年3月27日、新モバイルWiFiルーター「b-mobile4G WiFi2」を発表した。NTTドコモの4Gモバイル通信網であるLTEに対応した同社初の製品となる。LTEで接続した場合は下り最大75Mbps(受信)のデータ通信が利用できる。3月31日に3万2800円(想定市場価格)で発売する。

 b-mobile4G WiFi2は3Gにも対応しており、LTEの圏外では3G網で接続して通信する。同種のモバイルWiFiルーターとしては、NTTドコモが昨年から販売している「L-09C」、2012年3月23日に発売したばかりの「BF-01D」と2モデルがある。これらと比べると、b-mobile4G WiFi2は小型で軽量なのが特徴。大きさはiPhone 4Sよりも一回り小さく(写真1)、重さは95gとL-09Cの約156gやBF-01Dの約193gと比べてもかなり軽い。「ポケットに入れて4Gを気軽に持ち歩いていただきたい」(三田 聖二代表取締役社長、写真2)とアピールする。

 このように小型で軽量ながら、使用時間はLTE接続時で5時間(L-09Cは約6時間、BF-01Dは約4時間)、3G接続時で6.5時間(L-09Cは約8時間、BF-01Dは約5.5時間)、スリープ状態で150時間(L-09Cは約210時間、BF-01Dは約30時間)と長い。また、最大同時接続台数を従来の同社の3G対応モバイルWiFiルーターと比べて2倍の10台に増やしている。

 b-mobile4G WiFi2はルーター単体で販売する。LTE接続して利用するには、同社が同時に発表した「カメレオンSIM」(関連記事)や、NTTドコモと契約したLTE対応SIMを挿して利用する。