四国電力グループのSTNetは、2013年12月に香川県高松市に新たなデータセンターを建設する。場所は旧高松空港跡地で、現在は香川インテリジェントパークとして利用されている土地である。高松空港や高松駅から30分程度の距離になる。交通の便の良さと地震や津波といった災害リスクが低いことを勘案し、場所を選定したという。

 当初は延べ床面積1万2000平方メートルで開始し、最大3万6000平方メートルまで拡張する予定という。同社の担当者によると、「西日本最大のデータセンターが3万5000平方メートルと聞いているので、最大級になるのでは」という。

 利用できる電力は1ラック当たり12kVAで、最大20kVAまで利用可能という。その他のスペックは、建物構造は免震、電源は特別高圧66kV、48時間の非常用電源、床耐荷重が1200kg/平方メートルなど。PUEは1.2~1.3になる見込みである。