総務省は2012年3月21日、「無線LANビジネス研究会」を開催すると発表した。無線LANに関する現状を整理するとともに、その安心安全な利用や普及に関する課題の抽出・整理を行い、必要な方策の検討を行うという。

 スマートフォンなどのモバイル端末の普及に合わせて、モバイルトラヒックが急増している。無線LANは、こうした急増するトラヒックを迂回するオフロードの手段として注目が集まっている。また公衆無線LANについて様々な提供形態が出現しているという。研究会では、具体的な研究事項として、「無線LANの現状」「公衆無線LANの普及方策(オフロード、ビジネス活性化、地方活性化、災害対応など)」「セキュリティ対策・利用者啓発」などを挙げる。

 3月23日に第1回会合を開催し、7月をメドに報告書の取りまとめを予定する。

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