米アップルは現地時間3月18日に株主還元策についての電話会見を開き、概要説明の後に証券アナリストからの質問に答えた。

 その中でティム・クックCEO(最高経営責任者)は、「本日は製品発表の会見ではない」としながらも、「アップルは信じられないほどの高い成長を誇っていて、これから出していく新製品群にはとても自信がある。顧客も喜ぶだろう」と宣言した。発売直後の新型iPadについても「記録的な売り上げになる」とした。

 ピーター・オッペンハイマーCFO(最高財務責任者)も、「今後の新製品も自信がある。経営戦略についても投資計画についても綿密に計画し、検証しており、今後もうまく進む」と語った。またオッペンハイマーCFOは「アップルは米国企業の中で最も多く配当を払う会社になる」と強調した。配当には米国内にある資金を使い、海外の口座にある資金は課税の問題もあり、使用しないという。

 クックCEOは今後も配当と自社株買いのバランスを考えていくとして、従業員に対する自社株買いプログラムの充実も表明した。