写真●MetroスタイルでデザインされたInternet Explorer 10
写真●MetroスタイルでデザインされたInternet Explorer 10
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 米Microsoftは現地時間2012年3月14日、次期OS「Windows 8」に搭載するWebブラウザー「Internet Explorer(IE)10」の強化について説明した。2011年9月にリリースしたWindows 8開発者向けプレビュー版のIE10から性能や機能を大幅に向上し、Metroスタイルでのより豊富なブラウズ体験の実現を図ったという。これら機能強化は2月29日に公開したWindows 8コンシューマプレビュー版のIE10で提供している。

 IE10は、Windows 8のMetroスタイルとデスクトップスタイルに対応した2種類で提供されることになっている。今回特にMetro版IE10の強化を詳しく説明し、「真のWebサイトでの高速かつ円滑なブラウジング体験を提供する」と強調している(写真)。アニメーションやビデオ、入れ子のスクロール領域や固定要素などで構成されるページを含むWebサイトにおいて、応答性に優れた高速動作を可能にする完全に独立した構造を採用した。

 また「検索」「共有」「デバイス」「設定」チャームをサポートし、デバイスチャームによる外部デバイスへの出力や、共有チャームを使ってのURL、スニペット、画像の共有などが手軽に行える。

 このほか、プレビューしながらのスワイプ操作による前後ナビゲーション、ダブルタップによるコンテンツのズーム、マウスを使った高速な前後ナビゲーション、マウスとキーボードによるタッチ操作同様のすばやいズームイン/アウト、ドメイン入力の際の自動候補提示といった機能も追加した。

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