日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2012年3月13日、新たなセキュリティソフトウエア群「HP Security Intelligence and Risk Management」を発表した。スマートフォンやクラウドの活用を進めることで、企業は新たなセキュリティリスクに直面しつつある。同社は製品群の拡充で、顕在化してきた需要の取り込みを狙う。

 HP Security Intelligence and Risk Managementは4種類のソフトウエアで構成する。(1)セキュリティリスクを可視化する「HP EnterpriseView」、(2)セキュリティ対策基準のPCI DSSに準拠しているかをチェックする「PCI Compliance Stack」、(3)モバイル環境のアプリケーション脆弱性を検査する「Mobile Application Security」、(4)アプリケーションへの攻撃を監視する「Application Security Monitor」だ。「HP ArcSight」など、同社の既存セキュリティ製品と組み合わせて利用することが前提となる。

 価格は「HP EnterpriseView」が2500万円からなど。