写真●住友生命が2012年7月に導入するタブレット端末
写真●住友生命が2012年7月に導入するタブレット端末
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 住友生命保険は2012年3月13日、主に営業職員向けにタブレット端末を約4万台導入すると発表した。2012年7月から利用を始める。端末は、NTTドコモのLTE(Long Term Evolution)方式サービス「Xi」による通信機能を標準搭載。住友生命によると、Xiに対応したタブレット端末を大量導入するのは生命保険業界で初めてという。

 これまで住友生命の営業職員はノートパソコンを使っていた。これをタブレット端末に置き換える(写真)。新端末では保険でまかなえるリスクの範囲などを、動画を交えて顧客に視覚的に訴えられるという。営業所では専用のスタンドに立てかけ、小型のキーボードを接続して利用する。

 個人情報漏えいのリスクに対しては、端末に顧客データを保持しないなど複数の対策を組み合わせる。OSには「Windows 7 Professional SP1」を搭載。画面の大きさは12.1インチで、バッテリーは8時間持つとする。端末の開発はNECが担当した。なお、住友生命は投資金額を明らかにしていない。