山梨県、日本マイクロソフト、カルク、やまなし絆ネットワーク協議会の4社・組織は2012年3月13日、ポータルサイト「やまなし絆ネットワーク」を構築し、同日からサービスを開始したと発表した。山梨県内のNPO法人や市民活動団体が、メンバー同士で情報交換できるコミュニティや情報発信できる場、全国の支援者を検索できる仕組みを提供する。

 やまなし絆ネットワークは、主に、東日本大震災による山梨県内への避難者を支援するNPO・市民活動団体の活動を支える目的で、Windows Azure Platform上に開発されたポータルサイト。NPO法人バーチャル工房やまなし、NPO法人山梨県ボランティア協会、山梨福島県人会、山梨県(県民生活・男女参画課)、カルク、日本マイクロソフトの6組織が参加するやまなし絆ネットワーク協議会が開発を主導した。

 同ポータルはTwitterやFacebookと連携し、NPO・市民活動団体のメンバー同士が日頃から情報交換できるコミュニティや、NPO・市民活動団体がそれぞれのFacebookページに投稿した内容を自動的に取り込んで全国へ情報発信する仕組みを提供する。また、日本マイクロソフトのCRM製品「Microsoft Dynamics CRM」を使って、NPOが必要としている専門性を持った支援者を検索するシステムを実装している。

 4社・組織は今後、日本NPOセンターと協力して、同ポータルの仕組みをほかの自治体にも展開していく計画だ。