写真●ソフトウエア品質保証部長の会における議論の様子
写真●ソフトウエア品質保証部長の会における議論の様子
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 日本科学技術連盟(日科技連)は2012年3月9日~10日、ソフトウエア開発を手掛ける企業の品質保証部長を集めた「ソフトウエア品質保証部長の会(合宿)」を開催した。参加者は、日ごろ抱えている問題や、同会として研究すべきテーマについて1泊2日の合宿で話し合った。

 合宿には、SIerなどに所属する16人が参加。5人程度のグループに分かれたり、全体で話し合ったりしながら、2日間で合計8時間弱の議論を進めた(写真)。議論の結果、参加者同士の問題意識を一致させ、日本のソフトウエア品質を高めるために研究すべきテーマを4点に集約した。

 集約した4点のテーマは、「組織全体で品質目標を達成するための、経験的な勘所の集約」「レビュー計画の質の向上」「外部委託開発の品質保証」「品質保証の人づくり、ソフトウエア技術者の人づくり」である。

 これらのテーマについて、ソフトウエア品質保証部長の会は今後研究を進めていく。研究成果は2012年9月に日科技連が開催を予定している「ソフトウエア品質シンポジウム2012」での発表を予定している。

 ソフトウエア品質保証部長の会は今年で結成3年目の組織。39人が参加している。参加企業はAJS、FAITEC、NEC、TIS、インテック、構造計画研究所、新日鉄ソリューションズ、ティージー情報ネットワーク、東芝ソリューション、永山コンピューターサービス、日立製作所、日立ハイテクソリューションズ、富士通、富士通アドバンストソリューションズ、ブリヂストンソフトウェア、三菱電機、菱化システムなど。