ガートナージャパンは2012年3月9日、日本を含む北アジアのCIO(最高情報責任者)向けサービスを強化すると発表した。CIOを対象にコンサルティングサービスを提供するエグゼクティブプログラム(EXP)部門の人員を増やす。元ソニーCIOの長谷島眞時氏とアステラス製薬でコーポレートIT部長を務めていた重富俊二氏を新たに迎えた(写真1、写真2)。
EXPは全世界で約4000人の会員を抱えるCIO向けサービス組織。長谷島氏らは日本を含む北アジアの会員に対するコンサルティングを担当していく。例えば、会員と一緒になって目標を設定し、定期的に意見交換する。また、他社CIOと情報交換できる場も設ける。これまで国内に常駐する専任のコンサルタントは1人だったが、長谷島氏と重富氏が加わり3人となった。
ガートナージャパンの日高信彦代表取締役社長は「大変革の時期に、CIOに向けてより強い支援体制を整えることが重要と判断した」と述べた(写真3)。2012年3月1日付でEXP部門のグループバイスプレジデント兼エグゼクティブパートナーに就いた長谷島氏は「(ソニーでの)経験を通じて、CIOが答えを出すプロセスを手伝いたい」と語った。