三菱ふそうトラック・バスは2012年3月8日、国内販売会社の営業担当者を対象に米アップルのタブレット端末「iPad」を導入すると発表した。まずは2012年9月までに東京と大阪、名古屋の営業担当者に向けて60台を配布。最終的には国内販売会社の営業担当者約1000人への導入を予定する。

 第一段階として、製品カタログや販売マニュアルなどを電子化する。これにより営業担当者は最新のデータを常に確認できるようになるという。さらに紙のマニュアル類を持ち運ぶ手間も省けるとしている。今後はiPad向けに専用システムの構築も進める。

 三菱ふそうトラック・バスは2011年に策定した中期経営計画「FUSO 2015」で「顧客満足度向上」を柱の1つに据えている。今回のiPad採用はこれの実現に向けた施策の1つだ。なお、三菱ふそうトラック・バスはiPadの導入に伴う投資額を明らかにしていない。