プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は2012年3月8日、SNS(ソーシャル・メディア・ネットワーク)への書き込みから、企業の風評リスクを診断・管理するサービス「ソーシャルリスクマネジメントサービス」を始めると発表した。PwCが蓄積したリスク事例を基に、対処方針の策定やリスク監視システムの構築などを支援する。

 新サービスはフェイスブックやツイッターなどへの書き込みから、風評リスクの可能性や実態を診断したうえで、PwCのコンサルタントが対処方法を指南するもの。企業の製品やサービスに対するリスクだけでなく、社内のITセキュリティーやコンプライアンス(法令順守)に関わるものにも対応する。例えば、社員の電子メールやサーバー上に保存した文書などから、コンプライアンス違反を自動検知する。

 利用料金は300万円からで、企業の要望に応じてリスクを短期間で診断するプログラムも用意する。