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 米Googleは現地時間2012年3月7日、デジタルコンテンツ配信の統合サービス「Google Play」を発表した。従来の「Android Market」「Google Music」「Google eBookstore」はGoogle Playの一部となる。

 Google Playでは、音楽、映画、電子書籍、モバイルアプリケーションなど各種デジタルコンテンツをパソコンや「Android」搭載端末に配信する。クラウドコンピューティング環境を利用しており、ユーザーはコンテンツをオンライン上に保存し、WebサイトやAndroid端末からいつでもアクセスできる。最大2万曲の音楽を無料で保存でき、同社のSNS「Google+」や電子メールなどを介したコンテンツ共有も手軽に行える。

 Google Playの立ち上げに伴い、Android Marketで提供しているアプリケーションは数日のうちに「Google Play Store」アプリケーションにアップデートされる。映画、音楽、電子書籍はそれぞれ「Google Play Movies」「Google Play Books」「Google Play Music」アプリケーションとなる。これまで各サービスから購入したコンテンツも、引き続きGoogle Playを通じて利用できる。

 なおGoogle Playで提供するコンテンツの内容は国によって異なり、米国では音楽、映画、書籍、Androidアプリのすべてが揃うが、日本では映画とAndroidアプリ、カナダと英国では映画、書籍、Androidアプリ、オーストラリアでは書籍とAndroidアプリを提供する。そのほかの地域ではAndroidアプリのみとなる。

 またGoogle Playでは開設記念キャンペーン「7 Days to Play」を展開し、今後1週間にわたって日替わりでアプリケーションを特別価格で提供する。

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