米Appleは現地時間2012年3月3日、同社のモバイルOS「iOS」向けアプリケーションの配信/販売サービス「App Store」における累計ダウンロード数が250億件を突破したと発表した。2008年3月にiPhoneとiPod touch向けソフトウエア開発キット(SDK)を公開してから4年での達成となった。

 App Storeは2008年7月に正式サービスを開始。ダウンロード件数は1年後の2009年7月に15億件だったが、その後利用が加速し、2011年1月には100億件を超えた。さらにサービス開始から3年後の同年7月には150億件、2011年12月時点では180億件を超えている。サービス開始時は500種余りだったアプリケーションの数は50万種類以上となり、現在は世界123カ国で提供している(関連記事:Appleの「App Store」、開設3年で150億ダウンロードを突破)。

 Appleは、パソコン「Mac」向けアプリケーション配信/販売サービス「Mac App Store」も始めており、こちらはサービス開始からほぼ1年後の2011年12月で累計100億件を突破した。

 一方、米GoogleのモバイルOS「Android」向けアプリケーションの配信/販売サービス「Android Market」は、2011年12月に累計100億件を突破している。100億件の大台はサービス開始から3年余りで達成した。特に2011年後半だけで60億件に上るなど、ここ最近は勢いが増している(関連記事Android Marketのダウンロード数が100億件突破、記念に一部アプリを10円で提供)。

 なおAppleは1万ドル相当(約82万円)のギフトカードが1人に当たるカウントダウンキャンペーンを実施していたが、250億件の到達に伴いキャンペーンを終了した。当選者は約10日以内に発表するとしている。

[ダウンロード数が250億件突破したことを伝えるAppleのWebサイト]