日本デジタルオフィスは2012年3月2日、企業などでのグループ利用を想定したiPad/Androidタブレット向けレポート作成アプリケーション「DO!Repo」を発表した。手書き文字、キーボード入力テキスト、画像、音声データが混在するレポートを作れる。作成したレポートは、PowerPoint形式ファイルに自動変換した上で社内サーバーへアップロードできる。iPad版は3月11日、Android版は3月23日に提供開始する。

 DO!Repoは、外出先での営業レポートやイベント会場でのアンケートなど、屋外でレポートを書くときに便利なアプリだ。タブレットにレポートのフォーマットをダウンロードして、手書きペンやキーボードによる文字入力、タブレット搭載カメラや録音機能を使って記録した写真、動画、音声データの添付により、レポートを作成する。同社が用意する既成のフォーマットを使用してレポートを作成することも、ユーザーオリジナルのフォーマットをPowerPointで作成して登録することも可能。

 タブレットで作成したレポートを社内で共有するための仕組みとして、PowerPoint形式ファイルへ自動変換したうえで、ユーザーが指定した社内サーバーへアップロードする機能を備える。そのほか、顧客の要望に応じて、アップロードサーバーにレポートの検索機能や、既存の営業支援システムとの連携機能なども実装可能だという。

 レポート作成機能のみの無償版と、PowerPointへの自動変換機能、サーバーアップロード機能などを備えた有償版を用意。SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)形式での提供も予定する。

 有償版の価格は、スタンダード版(20ユーザー)が50万円、エンタープライズ版(50ユーザー)が100万円、SV版(100ユーザー)が250万円。SaaS版は50ユーザーごとに年額30万円。東日本大震災の被災地復興支援に利用する場合などには無償で提供する。