Facebookによる買収を告知するCaffeinated Mind(CMI)のホームページ
Facebookによる買収を告知するCaffeinated Mind(CMI)のホームページ
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 米Facebookが最近、ファイル転送技術の米Caffeinated Mind(CMI)を買収したことが、CMIのホームページで明らかになった。

 CMIはPtoP型ファイル共有サービス「Sendoid」を展開するほか、大容量データ転送に対応した企業向けパイロットサービス「Expresso」を提供している。今後、両サービスを終了し、Facebook社内の業務用ツールの構築に専念する。Sendoidは3月7日にWebサイトを閉鎖するが、デスクトップ向けアプリケーション「Sendoid Desktop Application」をインストールしているユーザーは3月14日までサービスを利用できる。

 またCMIは、プライバシーを懸念するユーザーに配慮し、「ユーザーのファイル転送履歴はサーバー上からすべて抹消し、個人情報はまったく残さない」とホームページに記載している。

 米メディア(ZDNet)は、今回の買収を「人材買収」と報じている。FacebookはCMIのメンバー3人を獲得するが、CMIの技術やサービスには関心がないようだ。