ヤフーは3月1日、宮坂学 執行役員が4月1日付で最高経営責任者(CEO)に昇格し、6月の定時株主総会後に社長に就任する人事を発表した。井上雅博 社長兼CEOは4月1日から社長専任となり、6月の株主総会をもって取締役も退任する。

 井上社長は96年1月のヤフー日本法人設立と同時に取締役に就任し、同年7月から15年間にわたり社長を務めている。

 次期社長の宮坂氏は、1967年11月生まれの44歳。1997年にヤフーに入社し、メディア事業部長などを経て、2009年4月から執行役員コンシューマ事業統括本部長として、ECサイトやオークション事業を率いてきた。

 4月1日には、梶川朗 取締役最高財務責任者(CFO)と、喜多埜裕明 取締役最高執行責任者(COO)も取締役専任となり、6月には取締役も退任する。経営陣の大幅な若返りを図ることで、変革を急ぐ構えだ。