BBIXは2012年3月1日、プロバイダー(ISP)向けにIPv6インターネット接続のローミングサービスを開始した。これは、NTT東日本とNTT西日本の「フレッツ 光ネクスト」(NGN)上で提供されるIPv6インターネット接続方式の一つ「インターネット(IPv6 IPoE)接続」を利用したローミングサービスとなる。

 IPv6 IPoE接続は、以前に「ネイティブ方式」と呼ばれていたもの。この方式では、NTT東西から選定された3社の「接続事業者」だけがNGNと相互接続する。ISPはネイティブ接続事業者からローミングサービスを受けて、IPv6インターネット接続サービスを提供する仕組みだ。BBIXはソフトバンクグループのインターネットエクスチェンジ(IX)事業者で、選定された3社の接続事業者の1社である。

 BBIXでは将来的に、IPv6ネットワーク上でIPv4接続を提供する「4rd」(IPv4 residual deployment)という技術(関連記事)を利用した「IPv6 IPoE+IPv4ハイブリッドサービス」の提供も予定しているという。

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