写真1●米Googleのブースの様子
写真1●米Googleのブースの様子
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 2012年2月27日から3月1日までスペイン・バルセロナで開催されているMobile World Congress 2012では、今年も昨年に続き米GoogleがAndroidコミュニティを支援するブースを設け、同社から選ばれた35のアプリ開発会社がブース内でデモを実施している(写真1)。

 ブースの構成は昨年とほぼ同様(関連記事1関連記事2)。アプリ開発会社がドロイド人形の周りでデモを実施し、ブース奥では発表されたばかりのAndroid搭載スマートフォンの実機を見ることができる(写真2)。

 昨年と異なるの米IntelがGoogleブース内にコーナーを設けている点(写真3関連記事)。Intelは、中国レノボ、中国ZTE、米モトローラ・モビリティなどと提携しており、2012年中には同社のプロセッサ「Atom」を採用するAndroid搭載スマートフォンが登場する予定である。

写真2●Googleブース奥の実機展示コーナー
写真2●Googleブース奥の実機展示コーナー
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写真3●Googleブース内のIntelコーナー
写真3●Googleブース内のIntelコーナー
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写真4●日本人開発者として唯一デモコーナーに参加していた米Catchの井伊秀和氏
写真4●日本人開発者として唯一デモコーナーに参加していた米Catchの井伊秀和氏
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 アプリ開発会社のデモスペースに目を向けると、昨年は見られなかった日本人の姿があった。Googleブース内でデモをしているのは35社。その中の1社に選ばれた米Catchのジャパンカントリーマネージャー 井伊秀和氏である(写真4)。同社はNFC(Near Field Communication)を使ったアイデアの共有アプリをデモしている。

 井伊氏によるとGoogleからブース内のデモスペースの提供を受けるためには、普段からGoogle(米国本社)との付き合いがあることが大事で、Google側から声をかけられたという。ただし、実際の出展社数よりも多くの会社に声がかけられており、その後Googleによるデモ内容等の審査がある。その審査を通過して初めて出展が決まるという。