日本ヒューレット・パッカード(HP)は2012年2月29日、ビッグデータ活用のコンサルティングサービスを開始した。

 ビッグデータ活用を検討する企業向けに、ストレージや分析ソフトなどの製品や事例を紹介したり、導入すべきシステムの策定を支援する。実際のシステム構築も受託する。サービスメニューは「ディスカバリーワークショップ」「分析支援コンサルティングサービス」「分析システム導入支援サービス」「分析システム運用支援サービス」からなる。例えば、「ディスカバリーワークショップ」の料金は100万円からとなる。

 米HPは2010年以降、ストレージベンダーの米3PARやビックデータの分析ソフトを手がける英オートノミーを買収するなど、ビッグデータ分野の製品群を増やすことに注力してきた。「ビックデータ分野でサーバー、ストレージ、分析ソフトウエア、ネットワークをトータルに提供できるのはHPだけ」と、日本HPの有安健二 執行役員 テクノロジーコンサルティング統括本部長は語る。今回、同社が成長市場と位置づけるビッグデータ活用支援のコンサルティング領域に踏み込むことで、検討段階のユーザーの獲得を図る。