トッパンフォームズの子会社であるTFペイメントサービスは、同社のシンクライアント型NFC決済サービス「Thincacloud(シンカクラウド)」において、カシオ計算機が各種業務用として販売している汎用端末「DT-5300」(業務用PDA)、「IT-9000」(プリンタ一体型ハンディターミナル)2機種が2012年4月から利用可能になると発表した。

 Thincacloudはセブン・カードサービスのnanacoなどの決済作業をクラウド上で行う。店舗などに設置する決済端末を簡素化することで安価にできることをウリにしている。ただし、いくら端末を簡素化しても専用端末の開発が必要だと、コストメリットが相殺されてしまう懸念があった。今回のカシオ計算機の端末は汎用端末であるため、専用端末を利用する場合よりも安価に利用できる可能性が高いという。

 また、「DT-5300」「IT-9000」はハンディ型であり、無線LANや3G回線で通信できる。そのため、臨時店舗やレジ以外の場所での決済も容易に実現できるメリットがあるという。

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