写真●Jaspersoft CMOのJim Bell氏
写真●Jaspersoft CMOのJim Bell氏
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 オープンソースBI(ビジネスインテリジェンス)ソフトウエア大手の米Jaspersoftは2012年前半に日本法人を設立する。同社のCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)Jim Bell氏が明らかにした。

 JaspersoftはオープンソースのBIソフトウエア「Jaspersoft」を公開、高機能な有償版も提供している。現在、日本での代理店であるワークブレイン・ジャパンが準備室を設置し、日本法人設立を進めている。

 「2011年12月にリリースしたJaspersoft 4.5はでビッグデータに対応した。Hadoop、Hbase、cassandra、mongoDBといった分散キーバリューストアやnoSQL DBなどに対応した。すでにインドのISVでJaspersoftとR言語を利用した金融アプリの開発が進められている。またオーストラリアの航空会社ではJaspersoftとHadoopによるデータウエアハウスの構築が始まっている」(Bell氏)という。

 Jaspersoftでは「日本は重要な市場であり、前年比50%成長している。ただしアジア全体では70%成長しており、日本法人設立により日本市場をさらに拡大したい」(Bell氏)としている。