電子情報技術産業協会(JEITA)は2012年2月23日、2012年1月の国内パソコン出荷台数が前年同期比2.5%減の74万8000台だったと発表した。出荷台数の前年割れは3カ月ぶりで、個人向けの新製品が少なかったことなどが影響した。

 内訳は、デスクトップが同1.0%増の23万7000台、ノートが同4.1%減の51万台で、ノート型の比率は68.2%。個人向けの不振に対して、法人向けのリプレース需要は堅調で、全体では微減にとどまった。また、地上デジタルチューナー内蔵パソコンは6万3000台で、同29.5%減と失速した。前年割れは7カ月ぶり。

 出荷金額は同15.4%減の550億円で、6カ月連続のマイナス成長。内訳は、デスクトップが同18.4%減の180億円、ノートが同13.9%減の370億円だった。