写真●フルーク・ネットワークスの「LRAT-2000」
写真●フルーク・ネットワークスの「LRAT-2000」
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 米フルーク・ネットワークスの日本法人であるTFF フルークは2012年2月22日、イーサネットの接続性試験ができる携帯型テスター装置「LinkRunner AT」を発売した(写真)。

 本体サイズは幅8.9cm、奥行き4.8cm、高さ19.8cm。重量はリチウムイオンバッテリーを含め約500g。2.8インチのカラー液晶ディスプレイを搭載する。ギガビットイーサネットとIEEE 802.1x、PoE(Power over Ethernet)をサポートし、802.1xによるセキュリティの誤設定やPoE関連の問題を発見できる。IPv6にも対応する。

 6項目のイーサネット接続性テストを自動的に実施できる点が特徴である。6項目は(1)イーサネットの導通性を含む接続性試験、(2)リンク、速度およびデュプレックスの試験、(3)DHCPおよびDNSサーバーの可用性とパフォーマンスの試験、(4)TCPポート応答またはpingによる主要なネットワークリソースへの接続性試験、(5)最も近いスイッチおよびポートの検知、(6)“供給電力に達していない”などまで把握できるPoE性能試験――である。

 製品には、パソコン用の管理ソフトが付属する。LinkRunner ATで実施したテスト結果を取り込んだり、テストのターゲットを設定したりできる。LinkRunner ATの価格は、上記で説明した機能を使える「LRAT-2000」が税抜き25万8000円から。搭載機能を省いた廉価版「LRAT-1000」は税抜き15万8000円から。