NECパーソナルコンピュータは2012年2月14日、デスクトップパソコン3機種7モデルを2月16日に発売すると発表した。価格は全機種オープン。秋冬モデルからのデザイン変更やCPUの強化はなく、テレビ機能やソフトウエアの強化が中心だ。

一部モデルでテレビチューナーとSmartVisionを強化

 新モデルの特徴は、「VALUESTAR W」の全モデルと、「VALUESTAR N」の上位3モデルでテレビ機能を強化したこと。地上/BS/CSの3波に対応した新型のテレビチューナーを2つ搭載する。新型チューナーを搭載したことにより、デジタル放送のデータを最大16分の1に圧縮できる「フルHD 16倍録画」が可能になった。録画時に画質を「セミファインロング」に設定すると16倍録画になる。従来機はVALUESTAR Wで12倍、VALUESTAR Nで10倍が最高だった。16倍録画の場合、2TBのハードディスク(HDD)に約2800時間の番組を記録できる。また、スマートフォンや携帯電話で持ち運ぶための映像を、2番組同時に録画できるようになった(従来は1番組のみ)。

 さらに、テレビの視聴・録画ソフト「SmartVision」にも新機能が加わった。特徴的なのは、Twitterと連携した「SmartVisionつぶやきプラス」機能。テレビ放送画面の横に、番組に関連する書き込み(ツイート)が自動的に表示される。録画した番組を再生するときにも、放送時のツイートを再現可能だ。

SmartVisionに追加された新機能「つぶやきプラス」。番組に関連するツイートが自動的に表示される
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 このほか、家庭内LAN内のDLNA対応機器に保存されたコンテンツを再生する機能や、録画した番組に手動でチャプターを付けてしおり代わりにできる機能が加わった。

SmartVisionに追加されたDLNA機能。家庭内LANに接続されたハードディスクレコーダー内の映像などをSmartVisionで視聴できる。これまでは、「ホームネットワークプレーヤー powered by DiXiM」という別ソフトを起動する必要があった
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