写真1●SBID 400の利用シーン
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写真2●SBID 400の外観(一部)
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 日本スマートテクノロジーズは2012年2月13日、液晶ディスプレイに上から被せて使うオーバーレイ型のタッチセンサー「SBID 400」を出荷した(写真1写真2)。5種類のサイズを用意しており、42~65インチのディスプレイで利用できる。専用の会議ソフトを動作させたWindows PCを接続して利用する。開発会社は、カナダのSMART Technologies。

 SBID 400は、液晶ディスプレイに光学式タッチセンサー機能を付加する装置。ディスプレイ表面に赤外線の幕を張り巡らせておき、画面の一部にタッチして赤外線が遮断されると、画面の四隅に設置したカメラでこれを検知して位置を割り出す。オフィス文書を表示させながら画面上に手書きで情報を入力する、といった使い方ができる。

 SBID 400とWindows PCは、専用のUSBケーブル「GoWire」で接続する。GoWireにはメモリーを搭載しており、情報共有/会議アプリケーション「SMART Meeting Pro Premium」を格納。GoWireをWindows PCに接続するだけで、SMART Meeting Pro Premiumを起動できるようになる。専用のアプリケーションを事前にインストールすることなく、任意のWindows PCでSBID 400を利用することが可能だ。

 画面のタッチ操作(マルチタッチ可能)を、アプリケーション操作やマウス代わりに利用することができる。Microsoft Office(Excel、PowerPoint、Word)の画面に手書きでデータを書き込み、これを更新保存することも可能(またはPDFなどの別形式で保存できる)。文字を認識して文字データに変換できるほか、手書き文字を画像として扱うこともできる。

 価格(税別、以下同)は、42インチ用が60万円、46インチ用が65万円、50または52インチ用が70万円、57または58インチ用が75万円、61または65インチ用が79万円。USBケーブルのGoWireは、12万750円。

 SBID 400と液晶ディスプレイを組み合わせたセット製品「SD400i」も用意した。セット製品は、日本スマートテクノロジーズの代理店であるスマートコラボレーションが販売する。GoWire付きの価格は、42インチが100万円、45インチが110万円、55インチが125万円。

 なお、日本スマートテクノロジーズの会議用ディスプレイ製品には、SBID 400のようなオーバレイ型のほかにも、液晶ディスプレイと光学式タッチセンサーを一体化した「SBID 8070i」(2011年11月に出荷、70インチ、関連記事)や、ホワイトボードとプロジェクター(投影装置)を組み合わせた製品などがある。