米LinkedInは現地時間2012年2月9日に、2011年第4四半期の決算を発表した。売上高が1億6770万ドルで、前年同期比105%急増した。同社は6四半期連続で売上高が前年より倍増している。会計原則(GAAP)ベースの純利益は690万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.06ドル)で、530万ドル(同0.03ドル)から増加した。非GAAPベースの純利益は1330万ドル(同0.12ドル)、前年同期は520万ドル(同0.05ドル)だった。

 売上高の内訳は、採用ソリューション事業が8490万ドル(総売上高の50%)で前年同期比136%増加。マーケティングソリューション事業が4950万ドル(総売上高の30%)で同77%成長した。有料サブスクリプションによる売上高は同87%増の3330万ドル(総売上高の20%)だった。

 地域別では、米国における売上高が1億1200万ドル(総売上高の67%)、海外の売上高が5580万ドル(総売上高の33%)となった。

 通年の売上高は5億2220万ドルで前年比115%増加。GAAPベースの純利益は1190万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.11ドル)、非GAAPベースの純利益は3650万ドル(同0.35ドル)だった。

 同社は今後の見通しについても明らかにした。2012年第1四半期の売上高を1億7000万~1億7500万ドル、通年の売上高を8億4000万~8億6000万ドルと見込んでいる。

 米Wall Street Journalの報道によると、アナリストは2011年第4四半期の売上高を1億6000万ドル、非GAAPベースの1株当たり利益を0.07ドルと予測していた。同社株式の通常取引の終値は前日比0.15ドル安の76.39ドルだったが、予想を上回る決算発表を受け、時間外取引で6.76ドル高の83.15ドルを付けた。

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