写真●Chrome for Android
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写真●サインインすれば、他のChromeブラウザーで開いていたタブを表示できる
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 米Googleは現地時間2012年2月7日、同社のモバイルプラットフォーム「Android」に特化したWebブラウザー「Chrome for Android」のベータ版を公開した。「Android 4.0(開発コード名は「Ice Cream Sandwich」)」以降を搭載したスマートフォンおよびタブレット端末で利用可能。米国と日本など12カ国で、Androidアプリケーションストア「Android Market」から無償でダウンロードできる。

 Chrome for Androidは、デスクトップ版「Chrome」ブラウザーと同様に高速かつシンプルであることに焦点を当てつつ、サインイン機能によっていずれのデバイスでも常にパーソナルなWebブラウジング体験を提供する。

 検索の際には、あらかじめ検索結果の上位をバックグラウンドでロードするため、すばやくWebページを表示する。アドレスバー「Omnibox」を通じて検索もサイトナビゲーションも実行できる。

 画面の小さいスマートフォンでも画面の大きいタブレット端末でも使いやすいようタブを再デザインした。直感的な指先操作で無制限のタブを手軽に切り替えられる。また、リンクを選択しやすいように自動的にリンクを拡大する「Link Preview」を備える。

 プライバシーに関しては、履歴を残さない匿名モードを提供するほか、プライバシー設定などで細かく制限を設けられるようにした。

 Chrome for Androidにサインインすると、パソコンやタブレットなど他のマシンのChromeブラウザー(サインインが必要)で開いていたタブを表示できる。パソコンで頻繁に訪れているWebサイトのアドレスは、Chrome for Androidでもオートコンプリート機能の候補として提示され、即座にアクセス可能だ。ブックマークの同期も行える。

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