写真1●SGI Modular InfiniteStorageシリーズ(写真は、SGI Modular InfiniteStorage Server)
写真1●SGI Modular InfiniteStorageシリーズ(写真は、SGI Modular InfiniteStorage Server)
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写真2●ブリックと呼ぶモジュールに、3.5型なら9基、2.5型なら18基を収容する
写真2●ブリックと呼ぶモジュールに、3.5型なら9基、2.5型なら18基を収容する
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 日本SGIは2012年2月7日、高さ4Uに81基の3.5型ディスクを収容できる高密度ディスクアレイ「SGI Modular InfiniteStorageシリーズ」(写真1)を販売開始した。第一弾として、JBOD(Just a Bunch Of Disks)アレイ「SGI Modular InfiniteStorage JBOD」(MIS JBOD)を3月末に、ファイルサーバー「SGI Modular InfiniteStorage Server」(MIS Server)を4月末に出荷する。

 最大の特徴は、ディスクの実装密度が高いこと。高さ4Uのきょう体に、3.5型で81台、2.5型で162台のディスクを収容できる。ディスクは、ブリック(写真2)と呼ぶモジュール単位で増設する。一つのブリックは、3.5型なら9基、2.5型なら18基のディスクを収容している。これを、きょう体の基盤上にあるSAS(Serial Attached SCSI)ポートに装着して利用する。

 JBODアレイのMIS JBODは、最大で9個のブリックを搭載する(3.5型なら81基を収容できる)。外部接続インタフェースはSASである。一方、ファイルサーバーのMIS Serverは、最大で8個のブリックを搭載する(3.5型なら72基を収容できる)。JBODの1ブリック分のスペースに、2ソケットサーバーを2台まで収容する。

 製品の参考価格(税別)は、MIS JBODの162Tバイト構成(2Tバイトの3.5型SATA×81基)で1027万円。MIS Serverは、サーバー部分の仕様が2CPU構成×2台、メモリー32Gバイト、10GビットNIC仕様で、きょう体とディスク込みで1400万円程度。