写真●日本OSS推進フォーラムが配布するLibreOffice収録DVDのラベル
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 日本OSS推進フォーラムは2012年2月2日、東日本大震災後の復興支援の一環としてオープンソースのオフィスソフトLibreOfficeを収録したCDおよびDVDの無償配布と、問い合わせ対応を開始した。

 日本OSS推進フォーラムは、オープンソースソフトウエア(OSS)活用を推進するコンピュータメーカーやシステムインテグレータなどの団体。2011年6月より実施してきたOpenOffice.org収録CDの無償配布に続き、復興支援策の第2弾としてLibreOfficeを配布する。

 LibreOfficeは、オープンソースのオフィスソフトであるOpenOffice.orgから派生したオフィスソフト。開発を支援してきた米サン・マイクロシステムズが米オラクルによって買収されたことをきっかけとして、OpenOffice.org開発コミュニティーのメンバーが立ち上げた「Document Foundation」が開発している。

 配布するのは、Windows版CDとLinux版DVD。Windows版には、OpenOffice.org日本ユーザー会の提供による電子書籍「OpenOffice.orgユーザーのためのLibreOffice移行ガイド」(定価300円)を1ユーザーライセンス分、無料で同梱する。Linux版は、Project Vineの協力により、フリーフォントなどを追加した特別版Vine Linux 6が同梱されている。

 CDとDVDのイメージは日本OSS推進フォーラムのWebサイトからダウンロードできる。また、メールで申し込むとCDまたはDVDを無料で送付する。ただし、CD/DVDの無料送付は予定数に達した時点で終了する。

 また利用方法に関する問い合わせに対応するサポートを無償で行う。日本OSS推進フォーラム クライアント部会のボランティアが2012年12月末までメールおよびTwitterで回答する。質問者は、Twitterで問い合わせる場合は、ハッシュタグ「#ossforum」をつけて投稿すればよい。