デジタル放送推進協会(Dpa)は2012年2月3日、東北3県(岩手県と宮城県、福島県)を除く44都道府県において、地上デジタル放送の視聴が困難な地区を対象とした「地デジ難視対策衛星放送」の利用受け付けを3月31日に終了すると発表した。

 3月31日以降は、地デジ視聴が困難な地区に転入したり災害によって一時利用をしたりなど、例外的な事例のみ受け付ける。BSデジタル放送受信機やBSアンテナを持っていない世帯向けの支援申し込みの受け付けも2012年3月31日をもって終了する。

 地デジ難視対策衛星放送は、地上デジタル放送の難視聴世帯(地上系のあらゆる手段を使っても地上デジタル放送を視聴できない世帯)向けに、BSを使って地上デジタル放送の番組を再送信するものである。Dpaは地上アナログ放送が終了した2011年7月24日以降も、地デジ難視対策衛星放送の利用を戸別に案内してきた。

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