写真●基本機能の「吹く」「聞く」のほか、機能の習得のための「遊ぶ」モードも用意した
写真●基本機能の「吹く」「聞く」のほか、機能の習得のための「遊ぶ」モードも用意した
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 「復興」をテーマにしたアプリ開発コンテストA3 Togetherでアイデア部門の大賞を獲得した「笛モールスアプリ」が、Androidアプリとして完成した。開発したのは仙台に本社を置くディー・エム・ピー。発案者であるアイデアプラントの石井力重氏と仙台市が協力した。

 笛モールスアプリは、笛とモールス信号を使って会話するためのアプリである。あるメッセージを伝えたいときに笛を吹くパターンをスマートフォンに表示させ、受信したモールス信号を元のメッセージに翻訳する機能を持つ。

 ディー・エム・ピーが今回実装した「笛モールス~モーリィ&マミと遊ぼう~」(写真)では、「ピッ!」「ピーッ!」「休む」の組み合わせを画面表示することで相手に言葉を伝えられるようにした。ディー・エム・ピーが工夫したのは、漫画によるガイドや楽しみながら機能を覚えられる機能などを取り入れて、震災時以外でもこのアプリを使えるようにしたこと。普段から使い慣れていないと、すぐに使うのは難しいと考えたからだ。

 同アプリは無料。既にAndroid Marketからダウンロード可能である(Android Marketの紹介ページ)。