東京証券取引所で2012年2月2日朝に起こったシステム障害について、異常は株式売買システム「arrowhead」の情報配信機能で発生したことが分かった。「売買システムは正常に動作しているが、外部に情報が発信できないために、公平な取引ができないと判断して取引を停止している」(広報)。

 arrowheadは東証が富士通に開発を委託し、2010年1月に稼働させたシステムだ。取引に大きな影響を与えるトラブルが発生したのは、稼働以来初めて。