NECビッグローブは2012年2月1日、3Gデータ通信サービス「BIGLOBE 3G」の提供を同日から開始すると発表した。ポイントは、夜間の利用を制限する代わりに料金を月額1770円に抑え、かつ最大14Mビット/秒で通信可能なプランを用意したことだ。
BIGLOBE 3Gは、NECビッグローブがNTTドコモのMVNO(仮想移動体通信事業者)となって提供するサービス。同社のインターネット接続サービス「BIGLOBE」の会員が対象で、音声通話はできずデータ通信専用となる。料金プランは、月額1770円の「BIGLOBE 3Gデイタイムプラン」と月額2770円の「BIGLOBE 3Gスタンダードプラン」の2種類ある。違いは利用時間帯で、デイタイムプランは午後8時から翌午前2時まで接続できなくなる。スタンダードプランは24時間利用可能だ。
いずれのプランも初期事務手数料3150円と、BIGLOBEのインターネット接続料が別途必要。また2年間の継続利用が条件で、契約更新月以外の解約は9975円かかる。
通信速度は下り(基地局から端末)方向が最大14Mビット/秒、上り方向は最大5.7Mビット/秒で、NTTドコモの3Gサービスと同水準とした。ただしユーザーの通信量を平準化する「公平制御」、P2Pの利用を制限する「プロトコル制御」、3日間の累積データ通信量が約360Mバイトを超えると通信速度を制限する「通信量制御」を、NECビッグローブが独自に実施する。
同社はBIGLOBE 3G向けのSIMカードを単体で提供するほか、同サービスに対応したモバイルルーター「RS-CV0C」(ネットインデックス製)とSIMのセット販売も実施する。さらにどちらの販売形態にも、2012年2月1日から4月1日までに申し込んだユーザーを対象として、割引キャンペーンを適用する。例えばSIMカード単体のユーザーには、アンケートの回答や約1年の継続利用を条件に、合計1万2000円をキャッシュバックする。モバイルルーターのユーザーには、これを無料で提供する。
今回を皮切りに、NECビッグローブはNTTドコモとの協業によるデータ通信サービスを順次強化していく。具体的には2012年初夏をめどに、NTTドコモのLTE網を利用したMVNOサービスを投入する計画。接続形態についても現状のレイヤー3接続から随時、同社にとってよりサービス自由度の高いレイヤー2接続に移行させる方針である。