米Microsoftは現地時間2012年1月30日、次期オフィススイート「Office 15」(開発コード名)の技術プレビュープログラムを開始した。機密保持契約(NDA)を結んだ一部顧客に限定提供する。

 技術プレビュープログラムに参加する顧客は、Office 15の早期ビルドをテストし、Microsoftにフィードバックを行う。技術プレビュープログラムはすでに定員に達し、参加は締め切られている。同社はOffice 15の一般向けベータ版を今年の晩夏に公開する予定。

 同社Office部門開発担当コーポレートバイスプレジデントのPJ Hough氏は、「現時点で多くの詳細を明かすことはできないが、Office 15はOffice部門において最も意欲的に取り組んでいる製品だ」と述べている。Office 15で初めて、Officeのクラウドサービス、サーバー版、モバイルおよびパソコン向けクライアント版と、関連製品「Office 365」「Exchange」「SharePoint」「Lync」「Project」「Visio」をすべて同時にアップデートするという。

 米メディア(PCWorld)はMicrosoftが年内のOffice 15リリースを目指しているとの情報筋の話を報じているが、Office 15が次期OS「Windows 8」のARM版に対応するか、Windows 8タブレット向けの「Metro」スタイルの機能を備えているかなどについて、Microsoftは明らかにしていない。

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