UQコミュニケーションズは台湾アスーステック・コンピューター(ASUS)製の、タブレット端末「Eee Pad Transformer TF101」にモバイルWiMAXの通信モジュールを内蔵したモデルを近く発売する。UQコミュニケーションズが2012年1月30日開催した報道関係者向け説明会で明らかにし、実際にモバイルWiMAXで通信する実機も披露した。モバイルWiMAXの通信モジュールを内蔵したタブレット端末としては、国内ではシャープ製の「GALAPAGOS EB-A71GJ-B」に次いで2機種目となる。
ベースとなるモデルは、4コアのARM系CPU「Tegra 3」を搭載した最新モデル「Eee Pad TF201」ではなく、2コアの「Tegra 2」を搭載した1世代前のモデル「Eee Pad Transformer TF101」である。「モバイルWiMAXの通信モジュールを内蔵した以外は、発売済みのTF101と同等」(説明員)としている。
ASUS、UQコミュニケーションズとも、新製品の価格や発売時期などは明らかにしていない。ただし、「既にハードウエアは完成しており、ソフトウエアも最終的な調整段階にある」(説明員)としており、発売間近であることを示唆した。