イー・アクセスは2012年1月27日、総務省に900MHz帯割り当ての申請を行ったと発表した。申請の締め切りは2012年1月27日であり、2012年2月下旬にも割り当てられる事業者が決定する。

 周波数の割り当て申請書に当たる「3.9世代移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画」の内容もイー・アクセスは公開している。例えば採用技術はHSPA+とLTEで、2013年3月から945M-950MHzでHSPA+サービスを開始、2015年12月からは950M-960MHzでLTEサービスを開始するとした。

 審査基準の一つである人口カバー率は2018年度で99.4%とした。95%を上回り100%以下の値は同じと見なすため、最も高い値になる。移行費用の負担額も上限の2100億円に設定し、既存事業者の別周波数への移行は2016年度の完了を予定している。

 このほか、周波数移行の窓口として「終了促進センター」を設置するとともに、公平性・透明性を担保するための第三者機関として「一般社団法人900MHz利用者支援センター」を設立する。また、MVNOの拡大に向けた新MVNO標準プランも設定するという。