写真1●BookPlace DB50のホーム画面
写真1●BookPlace DB50のホーム画面
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写真2●本体上部に操作キーが集中
写真2●本体上部に操作キーが集中
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写真3●ブラウザやメールなども利用できる
写真3●ブラウザやメールなども利用できる
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 東芝は2012年1月26日、7型カラー液晶搭載の電子書籍リーダー「BookPlace DB50」を2月10日から発売すると発表した。無線LAN経由で電子書籍ストアから直接コンテンツを購入でき、インターネット接続機能も備える。店頭想定価格は2万2000円前後。

 BookPlace DB50は、東芝が2011年4月から運営している電子書籍ストア「BookPlace」に対応した電子書籍リーダー。ベースとなるOSはAndroid 2.3だが、電子書籍リーダーとしての使い勝手を考慮し、独自のユーザーインタフェースを実装している。例えばホーム画面には、ユーザーが入手した電子書籍の書棚が表示される(写真1)。

 また操作ボタンのレイアウトも、通常のAndroid端末にない特徴がある。具体的にはホームボタン(ホーム画面を表示)のみディスプレイの下に配置。本体上部に、電源のオン/オフ用ボタン、メニューボタン(設定メニューなどを呼び出す)、バックボタン(一つ前の操作に戻る)、コンティニューボタン(電子書籍の読みかけのページを表示する)、ボリューム調整ボタンを配置してある(写真2)。加えて画面上に、電子書籍の目次参照やしおりなどのソフトウエアボタンも表示される。

 電子書籍リーダー以外のソフトとしては、Webブラウザー、メール、画像再生、PDFリーダーなどを標準搭載する(写真3)。

 ハードウエア仕様は次の通り。ディスプレイは静電容量式タッチパネル対応の7型で600×1024ドット。プロセッサには、1GHz駆動のARM Cortex-A8をベースとする米フリースケール・セミコンダクタの「i.MX535」を採用した。メモリー容量は1Gバイトで、データ保存領域は8Gバイトである。通信機能はIEEE 802.11b/g/n方式無線LANとBluetooth 2.1に対応。サイズは120×190×11mmで重さは330gである。

 東芝はBookPlace DB50を、電子書籍市場の拡大に向けた戦略製品と位置づける。このため同端末の購入者にBookPlaceのポイントを5000円分付与する、BookPlaceのコンテンツ数を現在の約5万点から2012年3月末までに約10万点に拡大する、といった施策も合わせて実施する。