法人向けモバイル端末管理サービスを手がける米Good Technologyが現地時間2012年1月25日に公表したモバイル端末のアクティベーション調査によると、2011年第4四半期(10~12月)は米AppleのiPhone 4Sのアクティベーションが急増し、ほかの端末を抜いてトップとなった。同端末の全アクティベーションに占める割合は31%に達した。

2011年第4四半期にアクティベーションされたモバイル端末の上位10機種
2011年第4四半期にアクティベーションされたモバイル端末の上位10機種
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 同社によると、2011年は全般的にタブレット端末のアクティベーションが多い年だった。また9月まではiPhone 4とiPad 2のアクティベーションが多かった。しかし10月半ばにiPhone 4Sが発売されるとほかの端末は低下し、代わってiPhone 4Sが急伸した。

 10~12月の期間、iPhone 4Sに次いで多かったのはiPhone 4で、アクティベーション率は17.6%となった。この後、iPad 2(14.9%)、iPad(3.5%)、iPhone 3GS(3.3%)と続き、上位5機種はいずれも「iOS」搭載機だった。

 米GoogleのモバイルOS「Android」搭載端末で最も多かったのは韓国Samsung ElectronicsのGalaxy S IIで、アクティベーション率は1.7%。7位以降は、米Motorola MobilityのDroid Bionic(1.5%)、同Droid 3(1.3%)、台湾HTCのEVO 4G(1.3%)、MotorolaのDroid X2(0.8%)と続いた。

 Good Technologyによると、Android端末のアクティベーション数も順調に伸びており、スマートフォンのアクティベーション全体の35%を占めた。2012年も引き続き、私物端末を業務に利用するBYOD(私物解禁)が進むことから、Android端末は増えていくと同社は予測している。

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