NTTドコモは2011年度に適用する事業者間の携帯電話の接続料改定について、2012年1月25日に総務大臣への届出を行った。改定内容は区域内通信の場合に2010年度の1秒当たり0.087円から同0.068円に、区域外通信では1秒当たり0.105円から同0.082円にそれぞれ値下げした。下げ幅は区域内で21.8%、区域外で 21.9%となる。2011年4月1日にさかのぼって適用する。

 事業者間の携帯電話の接続料とは、例えばKDDIの携帯電話からNTTドコモの携帯電話に電話した場合に、KDDIからNTTドコモへ支払われる料金のことを指す。接続料はユーザーが支払う通話料が原資である。二種指定事業者であるNTTドコモとKDDIは接続料原価など接続料の算定根拠を総務省に届ける届出制となっている。ソフトバンクモバイルとイー・アクセスは二種指定事業者ではないため、接続料原価など算定根拠を公開する義務はない。ただし総務省は今後、ソフトバンクモバイルを二種指定事業者とする意向を示している。

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